堅実なFIREを実現するFIREシミュレーターを作ってみた

Posted on 2020/09/02

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はじめに

最近FIRE(Financial Independence Retire Early)が巷でじわじわ注目されはじめていますね。 早期リタイアといえば夢のまた夢という考えの人も多いのかと思いますが、本当に不可能かどうか計算してことはありますか? とりあえず60歳まで働く、60歳まで働いてお金が足りなければ再雇用してもらおう、そんな考えの人が多いのではないでしょうか。

しかし事前にしっかり準備し、お金に対する意識を高めることで早期リタイアは現実のものになります。(我ながら胡散臭いセリフ笑)

FIREシミュレーター

本当にFIREできるのか?を確認するFIREシミュレーターがこちらです。

http://fire.somuriengineer.com/

使い方は↑のページ上部にも書いてありますが、ざっくり以下の流れで操作してみてください。

  • プルダウンがあるので自分に一番近い値を選択(例えば年収600万円で月20万円程度で生活できている人は上から4つ目の 「サラリーマン・年収600万・年220万投資」を選択)
  • テンプレートの値が自動入力される(利回り3%であれば45歳でリタイア可能と出てきますね!)
  • 手取り、支出金額、年齢などを自分の値に修正

↓こんな結果になるかと思います。チャートはデフォルトで±1%の値が表示されます。マウスを上に乗せると資産額の詳細も見ることができます。
運用結果が悪かった場合致命的なので、-1%運用時の値が生涯に渡りマイナスにならないようにしておくと安心です。

salary600man

テーブルの列はプラスボタン(+)やバツボタン(☓)で追加削除できるので、ライフスタイルの変化に合わせて修正してみてください。

使い方はこれだけです! ちなみに、テンプレートは堅実な値を設定してあるのでわりと現実的です。 ただし、ちゃんと資産運用すればの話ですが。(資産運用については別記事にて)

税金計算ツール

おおまかな年収はわかるけど手取りっていくらだっけ?となる人も多いかと思います。 そんな人のために税金計算ツールも作りました。

http://fire.somuriengineer.com/tax

使い方は簡単で、年収600万のサラリーマンであれば「給与等の収入金額」に年収を入れればOKです。 さらに、画面上部にある「FIREシミュレーターを開く」を押すと入力されたデータを元にFIREシミュレーターを起動します。

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税金と年金にどの程度取られているかもわかるので参考にしてください。
↓28%も取られていますね。。

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より細かく計算したい場合は扶養控除や雑所得など諸々入力が必要ですが、さっくり計算することが前提なので補助ツールとしてご使用ください。 (不動産所得・配当控除など、税金計算には色々項目がありますが本来の趣旨とズレるので主要な項目のみで構成しています)

老後の年金

引退後の年金がいくらくらい貰えるか、FIREする場合は特に気になりますよね。 そんな人のために年金計算ツールも作りました。

http://fire.somuriengineer.com/annuity

入力後の画像を見るのが一番理解しやすいと思うので、以下の画像でパターン1、パターン2を元に入力方法を説明します。
パターン1は国民年金に10年、厚生年金に年収600万円で10年、年収300万円で20年加入した例です。
パターン2は年収600万円で厚生年金に40年加入した例です。

salary600man

厚生年金は「納付年数」と「平均標準報酬額」を4種類まで入れることができます。 サラリーマンで特に転職せず年収もあまり変わらない場合は厚生年金の「納付年数1」「平均標準報酬額1」のみに入力してください。

ついでに納付額に対する受給額もリターン率で算出しています。 法人が納付する額も合わせるととんでもないリターン率ですよね・・・。

さいごに

以上、簡単ですが作成したFIREシミュレーターを紹介させて頂きました。
元々自分の資産運用管理のために作っていたんですが、わりと需要があるのではと思って公開してみました。
子育てにおける支出の増加や再雇用・年金受給といったライフサイクルの変化を取り入れた資産運用ツールが見当たらなかったので、 私と同じ用に求めている人が使ってくれたら嬉しいです。

不具合や改善要望があればTwitterで連絡頂けると幸いです。
https://twitter.com/fire_somurie