TOC
はじめに
Mac上にVagrant+VirtualBox環境を構築する手順をまとめた。
環境
- MacOS Mojave 10.14.1
- Homebrew 1.9.3
- Vagrant 2.2.3
- VirtualBox 6.0.2
前提
事前に以下をインストールしてください。
- Homebrew
- Homebrew Cask
Vagrantのインストール
Vagrant(ベイグラント)とは
VagrantはVirtualBoxなどの仮想マシンを管理するCUIツールです。
ChefやAnsibleといった構成管理ツールと組み合わせることでどこでも同じ仮想マシンを開発に参画する方々の端末に再現することができます。
設定ファイルであるvagrantfileにCentOSといったOS、nginxなどのサーバ、phpやphpMyAdminといったアプリケーションなどを記載すると環境構築及び環境の再現ができます。
インストール
Homebrew-Caskを使ってインストールします。以下コマンドを入力してください。
$ brew cask install vagrant
Boxの追加
Boxは仮想マシン作成に必要なOSのディスクイメージ等が入ったものです。
以下URLからインストールしたいOSを選択します。今回はCentOS 7.2 x64をインストールします。
$ vagrant box add centos72 https://github.com/CommanderK5/packer-centos-template/releases/download/0.7.2/vagrant-centos-7.2.box
$ mkdir centos72
$ cd centos72
$ vagrant init centos72
すると、Vagrantfileというものが作成されるので以下1行を追加します。public_networkにするとホスト端末だけでなく他の端末からもアクセスできます。
Vagrant.configure("2") do |config|
config.vm.box = "centos72"
config.vm.network "public_network", ip: "192.168.0.20", bridge: "en0: Wi-Fi (Wireless)"
Boxの管理
以下コマンドにてBoxの一覧を確認できます。
$ vagrant box list
Boxの削除は以下コマンドで行うことができます。
$ vagrant remove centos72
VirtualBoxのインストール
VirtualBoxとは
仮想OSを立ち上げるマシンです。VagrantでOSイメージを作成し、OSの起動はVirtualBoxにて行います。
インストール
Homebrew-Caskを使ってインストールします。以下コマンドを入力してください。
$ brew cask install virtualbox
Vagrantの起動
まずvagrantを起動します。
$ vagrant up
無事に起動しVirtualBoxを開くと、CentOS7.2が選択肢に追加されています。
SSH接続して使用してください。
$ vagrant ssh
GUI接続したい場合は以下のコメントアウトを外してからVagrantを起動してください。
$ vb.gui = true
Vagrant起動後のログインID、パスワードはvagrantです。
# Vagrantfileの終了
Vagrantを終了するには以下コマンドを打ちます。
$ vagrant halt
覚書
- VirtualBoxからホストOSへマウスポインタを戻すには左のCommandキーを押下
その他注意
アップデート方法
インストール時と同コマンド(brew cask install ~~)でアップデートされます。
brew updateやbrew upgradeでアップデートされないので注意してください。