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はじめに
Mac上にPython環境を整えたため、手順を残しておく。
環境
- MacOS Mojave 10.14.1
- Homebrew 1.8.4(インストール済み。 Rubyインストールの記事参照)
- pyenv
- Python 3.7.1
- 作業日 2018/12/6
手順
Pythonのバージョン切り替えツールであるpyenvをインストールする。
$ brew install pyenv
pyenvのパスを通す(最後のsourceコマンドはbash_profileの適用)
$ echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bash_profile
$ source ~/.bash_profile
Pythonのインストール。–listで一覧を確認し、インストールしたいバージョンを指定する
$ pyenv install --list
$ pyenv install 3.7.1
ちなみに著者は上記installコマンドでzipimport.ZipImportError: can’t decompress data; zlib not availableのエラーが発生しました。
以下サイトにより、xcode-selectの最新バージョンにMojave用のmacOS SDK headerがデフォルトで入っていないのが原因とのことです。
ということで、以下コマンドを実行した結果正常にPythonがインストールできました。
$ sudo installer -pkg /Library/Developer/CommandLineTools/Packages/macOS_SDK_headers_for_macOS_10.14.pkg -target /
pyenvで全体のPythonバージョン切り替え。現在のディレクトリのみの反映はglobalではなくlocalを使用します。2行目でバージョンを念の為確認します。3.7.1であれば無事反映されています。
$ pyenv global 3.7.1
$ python --version
この後はPythonのライブラリをpipでインストールします。
とりあえず使いそうなものは以下の通りです。その他適宜追加します。(コピペ用に行頭の$を端折ります)
pip3 install numpy # 線形代数
pip3 install scipy # 数式処理
pip3 install matplotlib # 描画
pip3 install pandas # データ操作
pip3 install scikit-learn # 分析・予測用ライブラリ
以下は個人メモです(作りたいシステムで使用するライブラリ)
pip3 install pdfkit #HTMLからPDFへコンバートするライブラリ
pip3 install beautifulsoup4 #スクレイピング用ライブラリ
pip3 install requests #HTTPライブラリ
なお、エディタについてはPycharmがおすすめです。以下からインストール後にすぐ使えます。
https://www.jetbrains.com/pycharm/