会社員からフリーランスへの転向

Posted on 2018/12/06

TOC

はじめに

8年半務めた会社を退職することにしました。

心機一転新たな道を歩み始める前に、一旦会社生活を振り返ってみました。

どんな経歴の人がフリーランスになって、どんな学び・失敗などがあるか、これからフリーランスの道を考えている人の参考になれば幸いです。

著者(SomuriEnginner)について

1987年生まれの31歳エンジニアです。ユーザー系IT企業でエンジニアとして働いていましたが、マネジメントより開発近辺に携わっていたいと考え、フリーランスデビューに至りました。

開発は好きで自宅でRubyやPythonでたまにシステム構築したりする程度です。ユーザー系IT企業の社員としてはかなり開発好きな部類です。

関わった案件

身バレを防ぐために抽象的に記載しますが、振り返ってみると会社生活で色々経験させてもらいました。

カッコ内は役割です

– SalesForce案件(Apexとかゴリゴリ)(開発者)

– Java, Spring案件(開発者)

– Flash案件(ActionScriptゴリゴリ)(開発者)

– 新卒社員向け研修企画(PL)

– プロジェクト管理ツール運用(メンバー)

– BIツール構築(PL)

– その他各種システム開発(PL)

エンジニアとしてのスキル

年次が上がるにつれてマネジメント業務が増えてしまい、直近はITスキルが全然見についていません。必死にキャッチアップ中です。

経験言語と年数は以下の通りです。

– SalesForce(Apex等) 1年半

– Flash(ActionScript) 半年

– Java 6年

– Spring 3年

– JS、jQuery、HTML 3年

– PHP 1年

– Python 1年

– Ubuntu 2年

– Ruby、Rails、Objective-C、C、C++ 数か月程度

その他

– 英語 TOEIC 625点(雑談程度は可、リファレンス読解など(遅いけど)可)

保有資格は以下の通りです。

– SJC-P(Oracle Certified Java Programmer, Gold SEよりやや下らしい)

– 情報セキュリティスペシャリスト(現:情報処理安全確保支援士試験)

– ソフトウェア開発技術者(現:応用情報技術者)

– FP3級

– 簿記3級

– ビジネス実務法務検定2級

退職に至った経緯

一言で書くならば、自分が得意・好きな仕事で現状と同程度稼ぐことができることがわかったからです。

新卒で入った会社は社員数1000人強のある程度大きい会社であり、同期や周りの方々に恵まれて苦手な仕事でも訓練と思い楽しくやってきました。

ありがちではありますが、部署やチームによる繁忙度の差、自分が除く仕事をさせてもらえない、余計なタスク(組織としてやらなければいけないタスク)が多かったりと、フラストレーションが溜まる点も多かったのは確かです。

退社を決意する直前の1年は繁忙度が特に高く、帰ったら寝るだけの日々・・・。

このまま定年まで働き続けるか、みなし残業なのであればせめて自分がモチベーションを感じる仕事の方が良いのではないか、自分の力を活かせないか、など検討した結果、退職に至りました。

当初は転職を検討していたのですが、給与面(時間給換算)で下がる点、案件を自ら選べる点、自分の力がダイレクトに単価に跳ねる点に魅力を感じ、フリーランスを選択しました。

急に蛇足的な内容ですが、退職を検討していた際に感銘を受けた書籍は以下の通りです。

– LIFE SHIFT

  ⇒ 自分たちの世代は寿命は現在より長くなる。1つの会社で勤め上げた場合、定年後の自分は世間に放り出されてどういった価値を持つ人間になるのかを考えさせられる書籍です。

    会社固有の規則・用語・知識についてはまるで無価値となり、エンジニアとしての価値はないです。※業界特有の知識は価値があると思っています

– 日本再興戦略

  ⇒ 日本人の描く一般的な幸せ像を目指すのではなく、自らの幸せは何だろうかと考えさせられる書籍。

    欲がなければそこまで大金を稼ぐ必要はなく、程々稼ぎ、自分や家族の時間、副業や学習の時間等に充てるべきと考えさせられました。

– 転職の思考法

  ⇒ 自分の強みが評価される業界に行くこと、業界毎の給与水準があることは特に印象強かったです。

フリーランスで稼げると思えたキッカケ

フリーランスは相当レベルが高い人でないと無理、そう思っていました。

ただ、興味本位で調べてみるとあまり敷居が高くないように記載されているブログが散見されました。

それでも、直近マネジメントばかりしていた自分にとっては無理だろうと思っていました。

とはいえ気になるので、有名どころのフリーランスエージェントにカウンセリングを受けてみました。

レバテック

フォスターフリーランス

ギークス

結果は「スキル面では全然問題ない」「普通に案件取れます」とのこと。

半信半疑でしたが、元同僚がフリーランスであることを思い出し、話を伺ってみると、やはり通用するとのこと。

元同僚は一緒に開発をしていたこともあったため、元同僚の言葉を受けてフリーランスになることを決意しました。

※自分のスキルをちゃんとわかってくれる人に伺ってみるのが一番です。それ以外の人では結局書面上だったりと、あまり自分のことを理解してくれてはいません

ただ前提として、勉強し続ける覚悟は必要かと思います。現職より労働時間は短くなっても勉強時間にかなり費やす予定です。

今後の予定

一旦は自分が最も得意なJava関連で案件を取っていこうと思います。

色々学ばないといけないことはありますが、取り急ぎの1年は以下を重点的に学びたいです。1年間は土日の片方は勉強に費やそうかと思っています。

– Java学びなおし(Java7以上の固有ルール、Spring、SpringBoot)

– JS関連(js、jQuery、ReactかVue)フロントエンド周りがあまり強くないので・・・

– Python

– Ruby、Rails

– AWS(開発者として知っておくべき最低限のレベルになる)

フリーランスとしてまだ前提情報が収集しきれていませんが、一旦目標を定めて途中でどう気持ちが変わっていったか綴っていきます。